Facility Visit Explainer — 京都大学 / 2026-03-24 to 2026-03-27

京都大学 4日間訪問報告
Neuro中心の施設統合レイヤー

2026-03-24 から 2026-03-27 までの京都大学訪問を、単なる時系列メモではなく、Neuro を中心に Breast / Pelvis まで横断する Facility Visit Report Layer として再構成する。元報告 Markdown を source of truth とし、FLAIR 左右差、下垂体 Dynamic、3D MRF、Prep SPACE、Na コイル、DR RESOLVE、Breast MARC、Open Recon 相談を、次アクションへ接続できる形で整理する。

TL;DR

  1. この訪問の中心は Neuro であり、FLAIR 左右差と Skyra 移植課題を、装置差・補正条件・読影運用の三層で扱う必要がある。
  2. Breast と Pelvis の論点は副次テーマではなく、京都大学という施設内で研究実装、製品機能、HQ 連携が同時進行していることを示す。
  3. 最終配置は Project Deliverable Layer ではなく 01_Projects/4_京都大学/0000_報告書/ の Facility Visit Report Layer とし、訪問単位で後追いできるようにする。
  4. 2026-04-03、2026-04-23、2026-04-24 の予定は 2026-05-11 時点では過去日付のため、実績確認後に follow-up として追補する。

01施設統合の全体像

4日間訪問を単一Projectでなく、施設横断のdecision logとして読む。

Kyoto University facility integrated visit map
Neuro を中心に、Breast / Pelvis と follow-up を同じ訪問レイヤーで束ねる。

このページは、京都大学の 2026-03-24 to 2026-03-27 訪問を施設単位で読み直すための explainer である。元報告は 2026-04-03 の出張報告であり、Neuro を中心に Breast と Pelvis の論点も含むため、単一Projectの成果物ではなく施設訪問レイヤーとして扱う。

訪問前/旧整理訪問後/統合整理
配置個別案件や出張報告に分散しやすい01_Projects/4_京都大学/0000_報告書/ に施設訪問として集約
中心テーマFLAIR, MRF, SPACE, Dynamic が並列メモになるNeuro を中心に装置差・WIP境界・読影運用へ構造化
周辺テーマBreast / Pelvis は別件として薄く扱われる研究実装とHQ連携を同じ施設関係の文脈で接続
次アクション予定日と担当が本文末に残る2026-05-11 時点では過去日付として実績確認へ変換

📚 用語解説: Facility Visit Report Layer = 施設訪問の横断記録。Project Deliverable Layer = 特定Projectの成果物。Decision log = 訪問中に得た判断、保留、次確認を後から追える形で残す記録。

🛠️ 運用方法: まず元報告を source of truth として固定し、次に領域別に Neuro / Breast / Pelvis へ分け、最後に follow-up を担当・日付・確認対象へ落とす。メールや社内相談へ転用する前に、WIPや未公開情報の共有範囲を確認する。

⚠️ アンチパターン: 訪問報告を Project/5_Deliverable に置く、Neuro 以外を削って訪問全体の意味を失う、2026-04-03 など元報告時点の予定を 2026-05-11 時点でも未来予定のまま扱う、の3つは避ける。

02Neuroワークベンチ

FLAIR、Dynamic、MRF、Prep SPACE、Naコイルを同じ作業台に並べる。

Neuro workbench with five themes
Neuro は一つの課題ではなく、画質検証、装置移植、WIP運用、コイル条件が同時進行している。

Neuro は本訪問の中心であり、FLAIR 左右差の製品関連検証だけでなく、下垂体 Dynamic、3D MRF の Skyra インストール、Prep SPACE の Skyra 移植、Na コイル仕様変更に伴う条件整備が同時に扱われた。これらはすべて MRI 技術課題だが、評価軸は同一ではない。

テーマ訪問前の状態訪問中/訪問後の見立て
FLAIR左右差Prismaでは複数補正条件を比較済みSkyraでは海馬近傍で2D/3Dとも左右差が目立ち、LR Balancing + B1 filter + PSN Strong が比較的良いが未解決
下垂体Dynamic薄いスライス厚の study 条件で TwistVIBE 画質に課題TSE DR は画質良好だが flow artifact があり、GRASP 採用方向
3D MRFPrisma プロトコルを Skyra へ移植したい表示は確認したが Exar import に失敗し、ICE/dllso 配置の確認が必要
Prep SPACEPrisma で整備した条件を Skyra へ移したいDANTE を外し条件を緩めても挙動せず、Skyra XA60 の WIP Deep Resolve 運用へ一時退避
NaコイルSNR が厳しく仕様変更を検討ガントリコイル Anatomy 画像として Gre3D 条件を整備し、2026-04-03 の baseline SNR 結果確認が必要

📚 用語解説: Prisma / Skyra = 同じ施設内でも挙動やオプションが異なる装置。Exar import = プロトコル移植時の取り込み。ICE/dllso = 研究シーケンスや再構成に関わる依存ファイル群。

🛠️ 運用方法: Neuro follow-up では、各テーマを画像問題、装置移植、WIP利用、契約/ライセンス、次回撮像条件の5列で棚卸しする。特に FLAIR と MRF は、代表画像・条件・失敗ログを残してから社内 escalation する。

⚠️ アンチパターン: FLAIR の左右差、MRF インストール、Prep SPACE 移植を全部まとめて Neuro 課題 と呼ぶと、誰に何を確認すべきかが消える。画像評価、ファイル配置、WIP提供範囲、装置仕様を混ぜない。

03FLAIRとDynamicの画質判断

左右差を消すだけでなく、副作用と読影運用まで含めて判断する。

FLAIR tradeoff and dynamic protocol choice
FLAIR は補正条件の強さだけでなく、表面高信号と読影Windowの違いまで含めて評価する。

FLAIR 左右差の検証は、本訪問で最も製品対応に近い Neuro 論点である。Prisma では左右差がほぼ気にならない一方、Skyra では海馬近傍で 2D / 3D とも左右差が目立ったため、装置差を前提に条件比較を設計する必要がある。

評価項目BeforeAfter / 判断
左右差Prisma 条件検証では改善候補が見えたSkyra では LR Balancing + B1 filter + PSN Strong が比較的改善したが、完全解消ではない
副作用左右差だけを見れば補正を強めたくなる表面側高信号が増えるため、見かけの改善と副作用を同時評価する
読影運用Window を立てる先生と立てない先生で問題視の程度が変わる代表画像を複数 Window で残し、施設内の許容性を確認する
DynamicTwistVIBE の薄いスライス条件で画質課題TSE DR は flow artifact があり、GRASP を採用する判断へ

📚 用語解説: LR Balancing = 左右方向の信号補正に関わる条件。Prescan Normalize / PSN = coil感度や受信分布の補正に関わる処理。GRASP = Dynamic 撮像で時間分解能と画質のバランスを取る再構成アプローチ。

🛠️ 運用方法: 比較表は、条件名、装置、2D/3D、代表スライス、Window条件、左右差の印象、表面高信号の有無、採用可否の8項目で作る。Dynamic は画質良好の一言ではなく、flow artifact と用途適合性を同じ表へ入れる。

⚠️ アンチパターン: 左右差が減った1条件だけを勝ち条件として共有する、表面高信号の副作用を本文から落とす、TSE DR の画質だけを見て artifact を無視する、の3つは後続判断を誤らせる。

04WIPと装置移植の境界

3D MRF、Prep SPACE、DANTESPACE、Naコイルを実装管理の観点で整理する。

WIP deployment control tower
WIP と装置移植は、動く/動かないだけでなく、依存ファイル、契約、装置仕様、代替運用を分けて管理する。

3D MRF、Prep SPACE、DANTESPACE、Na コイルは、いずれも研究・WIP・装置移植の境界にある。単に先生方の要望へ対応するだけではなく、契約・ライセンス・装置側制約・ファイル配置・代替運用を明確に切り分ける必要がある。

項目現在の詰まり次に残す証跡
3D MRFSkyraで表示はされたが Exar import 失敗ICE/dllso 候補、配置、バージョン、Prisma由来プロトコルとの差分
Prep SPACEDR Option のない Skyra で DANTE を外しても挙動せずDANTE有無、RF/Gradient緩和条件、Skyra XA60 WIP DR 代替運用の範囲
DANTESPACEライセンス更新が目的に含まれる更新状況、利用装置、先生側の研究利用範囲
NaコイルSNRが厳しく仕様変更を検討2026-04-03 baseline SNR、Gre3D Anatomy条件、仕様変更前後の比較

📚 用語解説: WIP = Work in Progress の研究・試験的機能。C2P = customer to product など研究的提供と製品化の接続領域。DANTESPACE = 血管壁や血液信号抑制を意識した SPACE 系の研究プロトコル。

🛠️ 運用方法: 移植系の follow-up は、1 表示確認、2 import、3 依存ファイル、4 実撮像、5 再構成、6 先生レビュー、7 代替運用、の順で checklist 化する。漆畑さんへの引き継ぎ事項は、口頭でなく失敗ログとファイル名を残して接続する。

⚠️ アンチパターン: 表示されたのでインストール完了とみなす、WIP Deep Resolve の一時運用を本命解決と混同する、NaコイルのSNR課題をGre3D条件整備だけで解決扱いにする、という整理は避ける。

05BreastとPelvisの研究実装線

副次テーマを削らず、京都大学の研究関係として同じ地図に置く。

Breast and Pelvis research implementation lanes
Breast と Pelvis は Neuro の外側にあるが、同じ京都大学施設関係の中で研究実装と社内判断を進める。

Breast では DR RESOLVE の Denoise 効果、Water Excitation と SPAIR の比較、Breast MARC の初期検証、HQ Research 面談が進んだ。Pelvis では、WIP SPACE のデータ提供可否と HASTE + GAN 研究に対する Open Recon の可能性が議論された。

領域主な成果/確認次の扱い
Breast DR RESOLVEDenoise による SNR 改善はあるが、空間分解能や辺縁平滑化の懸念が残るDRあり/なし、Denoising Strength、腫瘍辺縁、微細構造を比較表化
Water ExcitationSPAIRより SNR と脂肪抑制が良く、5:10 から 3:30 への短縮でも遜色なし暫定運用として DRあり撮像 + Retro Recon DRなし比較を継続
Breast MARCImproved VIBE で segmentation から FGT/BPE 分類まで動作確認追加症例、Annotation 操作性、出力形式の feedback を回収
HQ ResearchUltrafast MRI、DWI、abbreviated protocol、非造影screeningを議論ISMRM networking と HQ 連携メモへ接続
PelvisWIP SPACE データ提供は断り、HASTE GAN の装置側組込には Open Recon を紹介研究責任範囲、WIP提供不可、Open Recon検討可否を分けて記録

📚 用語解説: DR RESOLVE = diffusion の画質改善とdenoiseに関わる領域。Breast MARC = Breast MRI 解析支援のworkflow。Open Recon = 装置側再構成pipelineへ研究的処理を接続する検討口。

🛠️ 運用方法: Breast は画像比較、解析ツール、HQ面談を分けて記録する。Pelvis は技術可能性より先に、WIPデータ提供範囲と共同研究の責任分界を明示する。外部共有する場合は、未公開機能や契約範囲を必ず確認する。

⚠️ アンチパターン: Breast を HQ 面談だけの記録にする、DR RESOLVE の SNR 改善だけを強調して辺縁平滑化を落とす、Pelvis で Open Recon 紹介を即実装可能と誤読させる、の3点に注意する。

06Follow-up運用とKnowledge昇格

予定を過去実績へ変換し、次アクションと再利用知識を分ける。

Follow-up kanban and knowledge promotion
2026-05-11 時点では、元報告の予定日を実績確認へ変換し、再利用できる知見だけを Knowledge へ昇格する。

元報告の 今後 には、2026-04-03 の Na Coil baseline SNR 計測、2026-04-23 の Breast、2026-04-24 の Neuro 訪問が記録されている。2026-05-11 にこの explainer を作成する時点では、これらはすでに過去日付であるため、未来予定ではなく実績確認のタスクとして扱う。

Follow-up2026-04-03時点の意味2026-05-11時点の処理
Na Coil baseline SNR川畑さん来訪時に漆畑さんが計測予定計測結果、条件、仕様変更前後の比較が残っているか確認
Breast 2026-04-23DR RESOLVE / Breast MARC / HQ面談後の継続確認実施有無、追加症例、Annotation feedback、Water Excitation運用を確認
Neuro 2026-04-24FLAIR, MRF, Prep SPACE, Dynamic の継続確認3D MRF import原因、Skyra条件、FLAIR比較表、GRASP採用理由を確認
Knowledge昇格訪問メモとして残るFLAIR trade-off、WIP移植checklist、DR RESOLVE評価軸だけを再利用知識候補にする

📚 用語解説: Follow-up = 予定を実績確認へ変換する作業。Knowledge昇格 = 施設固有メモから再利用可能な技術知見だけを抽出すること。source of truth = 本件では元報告Markdownと施設報告レイヤーのMarkdown。

🛠️ 運用方法: まず本Markdown報告を最終レビューし、次に 2026-04-03 / 04-23 / 04-24 の実績資料を探し、最後に未確認タスクを 02_ToDo へ戻す。Knowledge へ入れる場合は、施設名や未公開WIPの詳細を落とし、一般化した検証観点として 99_Proposals 経由で扱う。

⚠️ アンチパターン: 予定日をそのまま未来タスクとして残す、施設固有のWIP・契約・面談内容をそのままKnowledgeへ入れる、HTMLだけを更新してMarkdown sourceを更新しない、の3つは運用上の事故につながる。

結論

  1. 京都大学の 2026-03-24 to 2026-03-27 訪問は、Neuro 中心の技術支援でありながら、Breast と Pelvis の研究実装線も同時に進む施設横断イベントとして扱うべきである。
  2. FLAIR 左右差、3D MRF、Prep SPACE、Na コイルは、画像評価と装置移植を混ぜずに、条件・ログ・副作用・次確認を分けて管理する必要がある。
  3. DR RESOLVE、Breast MARC、Open Recon 相談は、技術的な期待だけでなく、責任範囲、未公開情報、施設運用への接続を明示してから次アクションへ進める。
  4. 2026-05-11 時点では元報告の予定日がすでに過去であるため、実績確認とKnowledge昇格候補の分離が次の作業になる。